審美歯科というと、「ハリウッドスマイル」に代表されるようなセラミックの白い歯を思い浮かべる人が多いことでしょう。
USC(南カリフォルニア大学)歯学部のバックリー教授によると、「審美歯科は天然の歯よりもきれいでなければいけない」とのことです。
健康で疾患のないきれいな天然の歯を維持するのではなく、それを削ってでも色と形をアメリカのハリウッドスターのようにすることがゴールだという考え方。
これは、アメリカの東海岸の流行りです。
審美歯科が医療なら、医療にもプームや地域差があるのですね。
ちなみにヨーロッパでは、天然の歯に近づけた自然な色と形が好まれるそうです。
最近まで日本もそうでしたが、
最近ではファッション雑誌のモデルを中心にアメリカ的な白すぎる歯の勢力が増してきました。
お金のある大人のステータスで人工的な審美歯科を行うという感じですね。
本当の審美とは、自然界にはないような色と艶の歯なのでしょうか?
健康な若者のような自然な歯が美しいのでしょうか?
美しさに決まりはありません。
どうなりたいのか?それが大事だと思います。